生き方・働き方

最近、生き方や働き方についてのニュース・記事・人と頻繁に出会います。
親友も含めて、非常に沢山の人が迷っていると思います。

会話そのものがとても少なくなっているのかなあ。と思います。

つい先日、厚切りジェイソンさんの講演を徳島県に聞きに行きました。
その時にワークライフバランスの話になりました。
そして、自分の転職の見つけ方についても。

皆さんとは感じたことや響いた事が異なるのですが、私なりの感想を含めたジェイソンさんの話をご紹介します。

ジェイソンさんの幼少期より今まで。
父親は、夕方5時には家に居ました。そして、子供(ジェイソンさん)と一緒にボードゲーム、ご飯を食べたり2時間から3時間は毎日毎日してました。そしてそれは、そのお父さんが特別というわけでもなんでもなく、みんながそうだという事。
そんな中で中学生の頃から、「そうだ僕はプログラミングだ!」と志して、ひたすらにその道に突き進んだそうです。そのうちに日本の「エンタの神様」という番組に出会い、日本語+プログラマという、あまり見かけられなかった掛け算をし、大学時代はプロフェッショナルの道に励んだそうです。

プロフェッショナル。
日本でも言いますが少し違う。その最もわかりやすい例。
ジェイソンさんは、大学の時に日本にも来ていて、インターンかな?で働いていたそうです。
その日本の大手企業と、アメリカのGEの内定をいただいたそうですが・・・

GEでは、働き始めてから一週間でもう、実際に病院で動いているシステムのプログラミングをしていたそうです。
日本では???ゼロからその会社に合う人を育てますよね。

その報酬の差。実に5倍の差だそうです。
コメンテータの方は、「どちらが多かったんですか?」と聞いていたのが少し印象的でした。「日本好きなんだから日本が多ければ日本着てるわ(笑」と言ってました。
それがアメリカのプロフェッショナル。

日本との違い。という所で2つ印象に残ったのは
1.大手企業に勤めていて転職したら、またゼロからその会社のやり方を学ぶ必要がある会社がとても多い
2.プログラムをし続けた人がその部課の長であるのがアメリカだが、日本では経理や人事等、他の課の経験者が多い。と。全然プロフェッショナルじゃない人が上にいる。

もちろん、日本がダメでアメリカが良いのではなく、そのメリットがあり、デメリットがあるという事で、日本ではそうであることが最適解なんだろうな。と思います。
しかし、こと、ワークライフバランスの話でいえば、出産をしたらキャリアが完全にストップして、エリートから時給1000円に下がるようなのは、少し異常だそうです。ゼネラリストではなくプロフェッショナルという話でしたが、実際にジェイソンさんの口から聞くと、本等で読んだことが非常に腑に落ちた感じがしました。

そして、ジェイソンさんから感じた決定的な違いがもう一つありました。
「何を信じているか?」です。

まず一番上に宗教
次に家族
次に自分
最後に、会社

これがアメリカでは普通だそう。

なにの順番か?
変えることの難しい順番。だそうです。

宗教は変えれるか?そういうものではないです(まあ不可能ではないと日本人の僕自身は思うけどそれとは違うぽい)
家族。これも宗教ほどではないですが変えられない。親は親。子は子です。
自分は変えようと思えば信念ですら、頑張れば変えれますね。
会社。転職すればいいじゃん。と。

日本では???
会社が一番上に来てんじゃないですか?という問いでした。
そして家族。
「どうやら日本では、あまりお父さんが早く帰ってこないほうがいいとか言うらしいですね」と。

その話はすごく腑に落ちました。

司会の方の
「日本でもワークライフバランスについて良いものにしていこうとしたらどうすればいいですか?」

という質問に対してジェイソンさんは

「わからない」

という回答でした。
おそらく他の場面、会社等でも同様の質問をされているんだと思うんですよね。
でも僕らに染みこんだ働き蜂のような体質には、意見の相違の確認程度にしかならないのかなあ。と。

今、移住というキーワードのもと、若い方々が生き方や働き方について迷子になってる人がとっても多いです。
そんな方々と頻繁に出会っていて感じる事は、日本語にまみれた場所での英語学習が効果がなく、留学したらすぐに話せたよ。というのと似ていて、日本のいろんな人々とダイアローグしても、回答がむしろ遠くなるんじゃないかなあと感じました。

なかなか深いテーマですが、引っ越し、生活等、人生に直結する仕事をしている立場として、、、
「仲が悪いなあ」とか、「足引っ張り合ってるなあ」とか、「大損してるなあ」
とか思うので、少しさらに深く人の悩みに関われるようになるべく、さらに研鑽を積み上げようと思います。

5時から毎日2時間話せば、一番話せる人生の先輩になるに決まってますよね。そんな家族、ほとんど見たことないや・・・