2014年の目標と使命について
あけましておめでとうございます。
2014年、午年がスタート致しましたね。
2013年末より、私の中での物語りは一気に加速を始めました。何が始まったかは、何が起こったかで判断していただければいいかなって思います(何それ
さて、2014年は、「共感と場づくり」が非常に重要な一年だそうです。
共感という日本語の説明は、言わずもがなですね。ここ数年来のテーマかもしれません。
そもそも思うに、「会社」という形態のものにほとんどの人が雇われる。という雇用の有り方というのは、何年なんでしょうか?集団就職なんて言われた頃からなので、ざっと6−70年なんですかね?37歳である私の周囲からしたら、「はあ?」という話ですが、そもそも雇われるという形すらもともと安定しているんだか不安定なんだか良く分からないのかもしれません。
なぜそういう話をするかというと、既にこの世の中は、お金を求めて何かをするという時代は半分以上終わってるんじゃないかと思うんです。
お金。とっても大好き!
私もです。
お金はとっても大切!
私ももちろんです。
しかしながら、あるセミナーでされたアンケートの結果が実に面白い。
年収150万円
年収300万円
年収500万円
年収1000万円
年収1億
これらの人が、手に入れたい報酬。
いくらだったでしょうか?今よりも高く、と全員が言ったのは予測できると思います。
大体上記、いくらであっても二倍だそうです。
150万円の人は300万になったらいいなと思い、500万の人は1000万、1億の人は2億らしいです。
300万の人からすると、どれだけ強欲なん!と思うかもしれませんが、そういうものだそうです。それが普通です。
しかしそれと同時に、ある質問が投げかけられました。
「あなたの預貯金額を正確に把握してる人?」
この質問に対して、答えられる人はどれくらいいるでしょう?
私が話した人は、自分一人で管理してるけど、100万単位で差があるかもしれない、と言っておられました。
それも、「そういうもの」です。
とすると・・・
年収はとにかく青天井に今よりもあればあるだけ満足だ。
でも貯金の額は知らない。
という事ですね。なぜ??
なぜお金が欲しい?
もしこの瞬間、あなたの貯金通帳が勝手に改ざんされて、10万円増えてたら?減っていたら?
少なくとも、僕とその僕の友達は気付かないでしょう・・・
そうです。
その事に既に気付いている人は実は沢山いるんです。
働かないって事?かというと、そうではありません。
仕事はするけれども、仕事のために何かを犠牲にはしない。
こういう人が爆発的に増加してるんじゃないでしょうか。
明らかにこのままでいくと家計が破綻するかもしれない。仕事はやめざるを得ない。なのになぜ、仕事が終わった後の時間を勉強に費やさないのか?私は疑問でした。
なぜ、所得が増えるために頑張らないのか。
そういった疑問が出た所で、最初に書いた、「共感と居場所」。という話しに帰ってみましょう。
ブータンという国があります。ワンチュク国王が来日した時には話題になりましたよね。
です。
ここで一人の友人を紹介しましょう。
彼はうつ病です。
お母さんが原因です。お母さんは自分が原因である事に気付いておらず、うつ病の病院やセラピストに見せても全然治りませんでした。
その原因に言及すると長くなるのでしませんが、簡単に言うと「あなたがうつ病で恥ずかしいから一刻も早く治れ」と言ってたんです。悲しいかな、それが彼のうつ病が治らない原因です。
お母さんに、「彼もお母さんと同じだけ頑張ってる一人の男です」と伝え、なんとか家でのブレーキがなくなった時、彼が仕事を見つけました。
同じような境遇の人と一緒にワークをするリーダー。のような仕事です。
彼は月給15000円を手に入れる事が出来ました。その時に「こんなに生きた心地がするのは初めてだ」
と言いました。今も言ってます。
どうでしょうか。
彼の場合、15000円だったら親が居なくなったらどうするんだ。とか色々な問題はあります。しかしながら、15000円で心の底から満足。500万円でも不満。
そんな事を考えていると僕は
共感と居場所
さえあれば、所得の多寡は全く関係無い、って人が増えてるように思うんです。
折しも好景気です。同業や建築・建設関係は物凄く忙しそうです。そんな中でも、「来年どうなるかわからん」とか、「利益率がイマイチ」とか色々言ってます。
じゃあどうなったらあなたは幸福なんだ?あなたの幸福は何なんだ?と問うと、利益と全然関係ない回答が返ってきたりします。
堀江貴文さんが僕は大好きですが、あの人ですら。
いや、D・カーネギーの「人を動かす」という本に出てくる世界の石油王のロックフェラーですら、
「人からの承認」を欲していたそうです。
先ほどの話に戻りましょう。会社を経営していて、景気がよくなった時、「給料を少し上げたからね」と言われたとき、いくらだったら満足するんでしょうか?
2倍です。
増えれば増えるほど嬉しいでしょうけれども、2倍です。
そして何度か、給料が減ったりボーナスがジェットコースターのように上下するのも経験しました。果たして来年、数%給料が上がる事のために従業員は頑張ってくれるんでしょうか?私の周りの経営者で、従業員さんに話を聞いて「いやあほんま頑張り甲斐あります!」と言ってる方は、もちろん業績UPするから給料も上がってますが、それ以外の人心掌握の部分で動かしてるように見えます。
我らが中小企業家同友会では、GCHというものをテーマにしております。「企業の社員全体の幸せ」です。
企業の中で自分の居場所を感じ。その居場所に居て貰う事を乞われていて、そこにいる自分の価値を実感出来る。
そしてひとたび会社から帰宅しても、自分の居場所というものがあって、社会貢献や地域、友人達との交流の中で自己の存在を、重要感を感じる事が出来る。
これが居場所なのではないでしょうか。
そしてその中で、もう一つのキーワード。共感。
私の居場所の中で、共感出来る仲間が居る。同じ事で笑うことが出来る。
私は読書・NLPが大好きです。
ハッキリ言って物凄くヲタクだと思います。
本について語る時、1日でもずっと喋り続ける事が出来ます。
全く知らないですが、これって秋葉原でアイドルについて語り合ってる人達と全く一緒。楽しくて楽しくてしょうがないけど、そのレイヤーに居ない人にとっては全く理解不能。なんじゃないでしょうか。
以前であれば、同じレイヤーに居る人を探すのは難しかったです。しかし、今となっては、カナダ人との情報交換と、福山市内の友達と。SKYPEやLINEのアカウントさえ知っていれば特にやることは変わらないんです。
ですから、居場所も共感も手に入れる事は可能。
というわけで、2014年は、私の居場所を広げる事。そして、共感してくれる仲間を増やすという2つを念頭に頑張ろうと思います。そしてその私が存在する場所が、私の共感出来る仲間それぞれが力をつけて羽ばたいていける。そんな空間にしたいと思います。
それでは長くなりましたが、2014年もどうぞ宜しくお願い致します。
参考ーレイヤー化する世界・ブータンの幸福本
レイヤー化する世界 テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書)
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ブータンで本当の幸せについて考えてみました。 -「足るを知る」と経済成長は両立するのだろうか?
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