一周回って共同生活が流行ってみたり?〜コレクティブハウス

日経ビジネスー「買わない消費者」に新スタイルの住宅「持たない生活」志向を追求する「コレクティブハウス」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090522/195492/

 という記事。目からウロコでした。将来こういったタイプが増えていく気がするのは私だけ?

 上記の形態と比較すると、現在のアパート・マンション生活なんてのは非効率極まりない行為であって、10部屋あればテレビも冷蔵庫も洗濯機も同じ数かそれ以上。言い換えれば、全部被ってるんですよね。

 でもなんだか、このあたりのアパートの若い入居者さんを見てると、「仲良くしたいけど話しかける勇気が」な方が多いように思います。実際、「子供が出来たら子供キッカケで友達出来るよ」なんてアドバイス貰ったりしますし。いや、友達欲しい思ったらこっちから声かけりゃ作れるんじゃないの。みたいな(笑

 あと、もともと老人ホームみたいなところってこんなタイプなんだし、昔の会社や学校の寮も、料理は寮母さんみたいな感じだったけど、似た感じだったから、これ自体は斬新って感じでもないんですよね。ピッタリ来る人には最もマッチした1つの形態かもしれませんし、そういった物件を望んでいる人って思ってる以上に相当多いのかもしれません。

しかも

都内にある古いオフィルビルは、借り手がつかず空きビルになっていることがある。一般住居として利用するには窓のないスペースが多く生じるなど不都合があるが、こうした場所を共有エリアに転用できるコレクティブハウスならば無駄がないと言う。また、必ずしもマンションにこだわらず、商店街の空き家を利用し、そこを住居にしたり共有スペースにしたりすれば、コレクティブハウスの形態を実現できるとする。

 そうか、新築という概念にこだわる必要は全く無いんですね。それなら発想を転換すればこの田舎にも沢山適用できそうな物件があります。

 問題は運営方法ですね。昔はある程度ほっといても良かったでしょうけども、今はそうはいかないでしょうから。管理がキチンとしていなければトラブル・訴訟の巣窟に成り下がってしまうかもしれないですよね。
 でも同時に、楽観的な私は、それも取り越し苦労で、実はほとんどのケースで、入居者選定さえおお間違えしなければ、少々の取り決めだけで、後は物件ごとに自治して貰えば割と回るのかもしれないかも、と思ってみたり。どうなんでしょ。


 そういえばこれって、実践してる所がありました。企業が昔の寮等を買い取って、外国人さんを共同生活させているのがこのような形です。
 買い物も一緒に出かけ、食事も一緒に作って食べ、仕事終わって一緒に遊んで、寝るときにはそれぞれのお部屋に帰って寝る。建物が古いのが多いので、やや穿った見方をしてましたが、ある意味非常に羨ましい生活スタイルに見えますね。

 誰かこの辺りで実験的にやってみる大家さんはいらっしゃらないでしょうか。出来ればうちの管理じゃない所が・・・なんてね。