なかなか怒ってもらえないということ。

1週間以上更新が止まったかと思えば連投しちゃうわけ。

 先日体感した事です。

 ある日、銀行員さんがちょっとした用事で来られました。
 せっかく銀行員さんが来て下さったんだし、ということで、不動産に対する融資の状況について聞くと、「ハァ?」といった意見を言って下さったんです。融資の実行具合が聞きたかったのに、不動産業界の景況感、みたいな?

 再度、も少し具体的に、投資用不動産を取得したいお客さんが居たとして、融資してもらうとしたらどんな状況ですか?と聞いても、再度「ハァ?」みたいな回答。教えてくれたのは現在の不動産業界の一般論。


 確かに建築・不動産業界は市場として見たらイマイチかもしれないし、その人に聞くまでもなく、融資が厳しいのはもともと分かっての質問。
 しかし、お金が余ってる人はまだまだたくさん居るし、「今が買い時である!」と思ってる方もいっぱいいらっしゃるわけです。
 それを、不動産屋に向かって不動産業界の先行きの不透明さなんて述べられても、何とも返事のしようがないわけですな。しかもその意見も色々間違ってるし(汗


 とまあここまでは前置きなわけです。一番大事だなあ、と私が思った事は


”間違った事を喋って、相手がそれを誤りだと知っていたとしても、思ってるほど人は指摘してくれない。”という事。

 その時私は母と二人で聞いてたんですが、それだけ間違ってピントがズレて、「ありゃ厳しいな」と二人で言ったけども、その人に直接は言ってないわけです。

 それと同じ事が自分自身にも言えるな、と思い、話の最後にはネタバラシをするのですが、試しに数人の知り合いに、「間違ってる事を知ってる」内容の、かなり誤った話をしてみたんです。すると・・・

 結果から言って、ほとんどの人が間違いを訂正しませんでした。最後に、「こないだこんな人が来てねえ」ってネタバラシをしたら、「おかしいと思った〜」ってな具合です。
 間違った事を言ってるにも係わらず訂正してくれない。勝手に思ってる事ですが、見識・良識のある人ほど黙って聞いてるんじゃないかと思います。


 昔は恐らく、間違った事を言ったら「それ違うよ!」「ウソつくなよ!」と即座に教えてくれていのでしょうが、最近はそうではないように感じます。相手の事を考えたら、指摘した方が良いですもんね。
 現在では逆に、間違った事を押し通しても、そこそこその意見が通ってしまう世の中。
 であるからこそ、商売人として生きていくためには謙虚に居て、空気も読みながら人と接していかなければならないだろう、と思った次第です。

 ま、要するに、自分はベラベラと喋りすぎるので、ある程度戒めようと思いますなんかしらんが、高島易2010年の運勢にも、「喋りすぎたら墓穴掘るぞ」みたいな事が書いてあったし。400日くらい口チャックですな(汗