中心市街地再生の戦略

 2月23日、府中市の商工会議所主催の講演会で、神戸市の新開地のまちづくりNPO、古田篤司さんのお話しを聞く機会がありました。

 正直、立地を見た時、「新開地なんて、神戸駅からすぐ近いし、全然府中と違うじゃん〜」と思ってたんですが、話しを聞けば聞くほど、府中との類似点が多数ありました。

 そして府中市がとるべき行動についても非常に勉強に。古田さんのお話しは、「一言でいえばファンづくり」というサブタイトル。

 最初の数分の、「ファンづくりをすればまちは活性化する。というフレーズを覚えて貰えれば実はそれだけで帰って貰っていいくらいです」と古田さんは仰いましたが、確かにその以後の話しは、古田さんが実際にまちづくりで行った事で、それはまさにファンづくりの為の行動そのものでした。

 「ファン」という単語について古田さんが教えて下さったのは、

 1つ挙げた例に、「野球」がありました。
 まずはファン三カ条。
1.周りがどう言おうと、自分で判断する。
2.好きな所・良い所を探して余計好きになる。
3.本人が広報せずとも勝手に語り、広める。

1,2,3ひっくるめてカープで説明すると、優勝から遠ざかって久しいのになんで応援するの?に対するカープファンの意見はこうです。
カープは地元だから!」「カープは無名の選手を育成するから!」「お金が無くても良い選手いっぱい!」「なんか分かんないけど応援したくなるのよ!」

といった具合。ファンって、周りに居る人間が、「弱いじゃんか〜」とか、「お金勿体ないでしょ〜」とかなんぼ言うても、懲りないというか、聞かないですよね(笑

 その他、古田さんが語られたエピソード全てが非常に説得力があり、「そらそこまでやったらまちは動くかもな〜!」と唸ってしまった次第です。

 私は話しを聞いている最中も、聞いた後の今も「ファン」という単語に非常に色々な考えを巡らせてます。

 ファンってなんだろう。府中のファンって何だろう。ファンは府中の良い所について、何を語るんだろう。それを考えるに脳がぐるぐると回り続けてます。


 府中市のまちづくりは正直、どうすりゃ良いのか。どうなったら良いと言えるのかすら私は良く分かんないです。そもそもどうなって欲しいのかも??

 今回の古田さんの話しで、「私はどこが好きで府中で仕事してるんだろう」という事をもう一度見つめ直す為の非常に良いキッカケになりました。ファンになろう!と思ったら良い所いっぱいあるんですよね〜。

 ファンづくりというキラーワード。まちづくりはもちろん、仕事、私生活にも活かせそうです。
 今回は非常に良い話しが聞けて良かったです。古田さんに感謝!

新開地まちづくりNPOさんのwebsite
古田さんのblog
古田篤司の「実践!生・まちづくり日誌」(なままち日誌)
古田さんのtwitter
@Furuta0501

そして私の講演を聞いて描いたマインドマップ。絵心と字のヘタさは勘弁して下さい(汗