同友会全国研究集会に行ってきました〜

 3月3日、岡山県の「ホテルグランヴィア岡山」にて、私の所属している、中小企業家同友会全国研究集会に行って来ました。

 これが大チャンスなんですよね。「全国」となっている通り、どこで行われるかは毎年違うわけです。ちなみに来年は福島なんですが、おそらく移動だけで半日仕事。岡山なんて高速道路で一時間程度なわけで、聞いて即参加を決定!16の会場に分かれて、自分が学びたいテーマで学ぶ事が出来る、とても有意義な会です。

 同友会については、知ってる人、知らない人、入会している人、好きな人、嫌いな人、様々あるんですが、私にとっては、非常に勉強になる会です。
 定年が無く、月の会費が安いのと、決まり事も比較的少ない。これらが私にとって非常に良いんです。

 定年が無い、という事は、私の住んでいる府中市なんて町は、残念ながら、同年代に「起業した人・した事のある人」が非常に少ない。ざっくりとした分け方ですが、2〜30代よりも5〜60代の起業した事のある方のがパワフルで貪欲。
 例えば、道中ご一緒させていただいた「タテイシ広美社」の立石社長が参加したのは、第九分科会、「クラウドコンピューティング時代の中小情報産業はどうなる」という会。もう50歳を過ぎた方が「クラウド」に対しての勉強会に参加されるのは非常に衝撃的。帰りの車中でも「半分くらいの用語は知らない事だった」と仰ってましたが、理解力が非常に高くてビックリしました!

 月の会費が安いから、残念ながら「寄生」のように所属だけして、あわよくばお仕事を!!と思っている人も反面教師として見る事が出来るし、ガンガン突進してる方も。両極端なので良く分かる!

 話しを戻して全国研究集会。
 同友会は、一番小さい地区会から、福山支部会、県、全国と規模があるんですが、一番小さい地区の方が毎月会うので密度が濃く、全国になると殆どが「初めまして」。
 当然、地区よりも全国の方が、ギラギラした方が多い!

 そんな中、全国の様々な方と深い話しをする事が出来たんですが、一番特徴的だったのは、いわゆる儲かり企業の方々の共通キーワードが「プレゼン、デザイン、共感」だった事。製造業、建設業、水道屋、印刷屋、それらの企業の共通ワード。
 で、「なんか苦戦してらっしゃるな〜」と思う方のキーワードが「顧客満足度」。

 まさに、マーケティング3.0(マーケティング3.0についてはこの方のページが非常に分かりやすいです!!
 前者が顧客満足度を無視しているわけでは無く、顧客中心主義は当然の事なんですよね。外から見ても営業力はブッチギリ!その方々から出てくるキーワードは、3.0的発想。
 そういえば、前回受けたまちづくりセミナーも、キーワードは「ファンづくり」

 世の中はどんどん3.0時代に変わっています。先日発表されたiPad2。3年前に、当時支払っている携帯電話の料金と同じ金額で、あの高機能のハードを手にする事が出来ると想像出来た人間は恐らく居なかったのではなかろうか。
 昔話をしていてもしょうがないので、未来に向けた話しをしなければと再確認!

 今回の全国研究集会は3.0の企業が儲かり、1.0、2.0の企業は価格競争や消費者の嗜好の変化に巻き込まれて利益が上がらず、そもそも全国研究集会に来もしない。という事がわかっただけで、会費のもとは十二分に取れたな、と思いました。