コミュニケーションの達人にはなかなかなれないよ

人を思い出す時に、果たしてその人の顔が笑顔なのか?しかめっつらなのか?知的な顔なのか?ものすごくイヤな顔なのか?
それともイメージではなく、声なのか?匂いなのか?その匂いは良いのか臭いのか(笑

頭の中でイメージされるものってなかなかに色々ありますよね。

今回はそんなお話です。

・私は身長が189cmあります。
・声はものすごくでかいです。
・靴は30cmです。
・無茶苦茶おしゃべりです。
・黙ってたらきっと怖い人です。というか良く言われます。口開いた瞬間、ヌルいのがバレますが(笑

はい。そんなセルフイメージをもってはおりますが、それでも印象は別の話。
もしかしたら僕の事を気に入ってくださっている方の頭の中では、僕の印象ってば、不動産関連の事かも知れないし、株の事かもしれない。「意外と大きくない」とかいうイレギュラーな印象かもしれませんね。

そんな、「喋らないと死ぬ」とまで言われる僕ですが、そんな僕が今月に1度以上、10ヶ月間大阪に通って学んでいるのが「コミュニケーション」です。
まあこれが学んでみると、僕がいかに下手くそかは良く分かる。

割りとボキャブラリーは豊富だとは思うんですが、それがゆえの大失敗。的を射ていない表現方法で「伝わってないな?」と思ったら言葉数でなんとか埋めようとする。結果、ただの騒音にしか聞こえないというパターン。。。

そんな物凄く傷めつけられるようなセミナーを6月まで学んでおります(笑月に一度勉強しては、お客様や友達、経営者の会等で実験し、反応を観察する。段々とこちらの意思を伝える事ができるようになってきてるな。って実感出来て最近おもしろいです。

さて、やっとここまでたどり着きました。この記事の最初に貼り付けた画像。
これは私が大阪に学びに行っている時に行ったワークです。
「相手に電話で用件を伝える」というもの。
紙に丸と、ダイヤのようなものが書かれています。

これでなくても単純な図形の組み合わせでいいので、試しにお友達やご家族とやってみてください。AさんBさんとします。

3回に分けてやります。同じ図形のまま3回やってみて結構です。

1回目は、椅子に背中合わせで座り、Aさんはどのように修飾語を沢山使ってもいいので、ありとあらゆる表現でBさんに、目の前にある画像を伝えて、書いて貰ってください。
2回目は、同じく背中合わせですが、Bさんは、はいorいいえだけ言う事が出来ます。Aさんは、よろしいですか〜?と聞いてもOK。
3回目は、Bさんはしゃべる事が出来ます。「それってこういう事ですか?」等、自由に喋ってもOK。

まあこれが全然伝わらないんです。

A「まず、紙の真ん中に・・・」この時点で、
B「ん。どんな紙だろう?何色?サイズは?縦?横?」
A「丸を描きます。真円で、半径は大体何センチ・・・」
B「何色で書いたらいいんだろう?まあピンクでいっか」
A「次に・・・」

と言った具合、出来上がった絵を見て愕然としました。この絵は単純ですので、もっといくつか織り交ぜたものでやってみる方が認識出来るかもしれませんね。


このワーク、是非体験してみるのをおすすめします。
私は○○してあげようと思ったのになんで分かってくれないの?取り返しがつかないじゃないの!」
これが事実
これが思い込み

してあげようと思ってアドバイスしたり行動した事も、伝わらなきゃ無意味。努力したけど達成出来なかったら、努力による成長は意味があるけど、成果としては無意味。
無意味だから確実に出来る事しかやるな!というわけではありません。

コミュニケーションのような、36年生きてきたら36年間行ってる事ですら、まだまだ未熟であって、言ってもらえる間柄なら別だけども「ああこのひとは残念な人だなあ」と思って去られてしまってる人が何人居るのか。
自分が未熟な事を認識して、一つの会話でも、相手に伝わっているのか?どれくらい伝わってるのか?次に繋がるか?良かったか。悪かったか。
そういったことを考えながら会話してみると成果が格段に上がります。

ワークの1で、「中心に丸を描きます」と言って、紙全体にでっかい丸を相方に書かせてしまった残念な僕。
いつかコミュニケーションの達人となりたいです(笑