古民家鑑定士を受験してきました〜試験編

準備編はこちらへ・・・

さて受験してきました!

感想から。

90問70分。

皆さん予想出来るでしょう。
時間全然足りません!

どこに何が書いてあるのか分かる必要は絶対にあります。
「欄間」という単語を見て読めないのはまず論外。「うーん。欄間・・・和室とか洋間とか、お部屋の種類かな?」と思ったらアウトです・・・

1問あたり、46秒ですから・・・
問題文を読むのに6秒かかったとしたら、40秒でジャッジしなきゃいけません。

試験というか・・・神経衰弱みたいです(笑

試験としては、
・総論
・伝統構法
・在来工法

のそれぞれが30問です。
総論でNGだと、全部NG。
伝統構法+総論、在来工法+総論で2級
総論+伝統構法+在来工法合格で1級古民家鑑定士です。


それでは本番スタートです!

僕といえば、総論の30問を終えた時点で30分過ぎてました・・・アカンやん。

ですので、鬼のような速度で伝統構法へ。わかんないのはわかんないで、YESを書いて次!次!パラパラ〜っとテキストめくってなかったら次!たまたま見つけたら探す!時間かかったら次!

15分で伝統構法終わり!残り25分!でも伝統構法このままじゃただの2択の王様かどうか問われてるだけだわと思いつつ・・・

在来工法。行くぞおらー!!っと思ってたら・・・サクサク・・・サクサク・・・本は当然見てますが、ほとんど答える事が出来るし分からない問題もその場所を探すことが出来・・・60分で全問終了!

だけど伝統構法が全然アカンたれや!!さあ伝統構法になだれ込めー!!

再度読み込むと、10分あるという余裕から、最初に会ったばかりの時お付き合いしてた「焦り」さんが不在。ゆったりとした気持ちでテキストをめくると、普通にそこに愛しのフレーズがいらっしゃるじゃないですか。つい、YESばかり書いたあの時の僕を戒め、読み返したのがほとんど裏目だったという事実に愕然としつつも、全問一通り答える事が出来ました。

後は神のみぞ知る・・・試験発表はかなり早めで、二週間後には結果がわかります。素晴らしい。受かってるといいなあ。


さて、ここまで読んで下さったので僕が試験前に気になっていた箇所を書いてみたいと思います。受験する皆さんのヒントになれば。

・試験はテキスト持込可能です。隣の人、持ち込みしてなかった・・・猛者か70分を凄く長く感じたかどちらかだっただろうな・・・(汗
・時間は思ってるより遥かにないと思って下さい。
・試験前の講習を受講した方とは直接話したわけではありませんが、本当に600ページからまんべんなく出題されるので、良いかどうか分かりません・・・書いてある通り、試験前のチェックとか、分からない箇所がある場合には受講するといいと思います!
・一番気になった箇所ですが、テキストの順番通りに出題されます。数問だけ、別の章に書かれてましたが、1−2度テキストを読んでたらなんとなく分かる感じです。
・人数は、広島での受験の場合、7人だったと思います。その代わり試験実施の回数は違いますね。
・前述しましたが、本当に勉強になるので、是非受験してみてください。結構勉強してましたが、建築と古民家は全然違います。在来工法で50年未満のものじゃないものと伝統構法のものを対象にしてるので、非常に勉強になります。
・ひっかけ問題、僕の見た限り、2−3問ありました。「○○の発表によれば、☓☓である」の☓☓は合ってるけど、○○の機関が違う。
・難易度は低くなくて、時間が150分だったらみんな合格出来ると思います。時間のせいで知識を動員かけなきゃいけないって感じです。建築士やインテリアコーディネーターの方にはかなり楽ちんの試験かもしれないですね。

気づけば不動産業も沢山沢山資格が誕生してますね。定借アドバイザーとか本当にこの田舎で必要なのかどうか・・・また新しい何か見つけたら受験してみようと思います(笑